SNSからの応募者70名超~5年後が示すSNS採用の可能性~

■現場業界における採用難と、SNS活用へのハードルにおける背景
- 現場業界における慢性的な採用難
建設・警備・物流などの“現場業界”では、少子高齢化の影響もあり、若年層の人材確保が年々困難になっています。採用しても定着しない、応募数自体が少ないなど、採用活動における悩みが深刻化しています。 - 従来型採用手法への依存
多くの企業が、折込チラシや求人媒体といった従来型の手法に頼り続けています。しかし、コストがかかる一方で、効果が限定的という課題も顕在化しています。これらの手法では、Z世代・若手層との接点が生まれにくいのが現状です。 - SNS活用に対する抵抗感
「SNSは遊び」「うちには合わない」「現場仕事にSNSなんて不要」──。こうした声がいまだ多く、業界内には“デジタル化への心理的ハードル”が存在しています。そのため、情報発信やブランディングの必要性は感じていても、行動には移せないケースが目立ちます。 - 求められる意識転換
今後、Z世代を中心とした若年層に選ばれるためには、「まず知ってもらう」ことが最優先になります。SNSは短期施策ではなく、信頼や共感を育てる“長期的な投資”。現場業界こそ、今このタイミングで“採用と信頼のインフラ”として取り組むべきタイミングを迎えています。

■「SNS就活」へのシフトが加速中──企業選びも志望度もSNSが決め手に


マイナビキャリアリサーチLabの調査(2023)では、学生の41.1%が「企業のSNSアカウントを参考にしている」と回答。また、過去の同様調査と比較すると、2019年は16.1%、2021年には32.4%、2022年には59.2%と、わずか数年で4倍以上に増加しており、企業SNSの存在感が「企業説明会以上の影響力」を持つ時代が到来しています。
この傾向は今後さらに加速すると考えられており、2029年には、学生の7割〜8割が「SNSを通じて企業理解・応募を検討する」未来も現実的です。
また、テテマーチ株式会社の「Instagram運用ベンチマークレポート2023」では、エンゲージメント率の平均値は1%未満とされており、「SNSで人を惹きつけるには、発信力だけでなく設計力・分析力が不可欠」な時代です。
就職活動においても、学生のSNS投稿内容や発信傾向を見て採用の参考にする企業が増えており、「発信力=新たな履歴書」となる時代が始まっています。

【EMOLVA策定:グリーン警備保障株式会社向け SNS採用戦略とKPI設計】
・目的
採用数の増加と企業認知の拡大。特に20〜30代の若年層へのアプローチ強化。
・使用SNSの役割
TikTok:認知拡大と拡散の“入口”
Instagram:企業理解と応募誘導の“着地ポイント”
・短期KPI
TikTok:フォロワー・再生数・視聴完了率
Instagram:フォロワー数
・最終ゴール(KGI)
Instagramから採用ページへの流入増・応募数増加
・導線設計
TikTokで認知 → Instagramで理解 → 採用ページへ誘導・応募
・特徴
フォロワー数より“内容重視”の投稿設計
SNSは信頼構築の資産。早期運用が差を生む

●株式会社EMOLVAについて
【HP】:https://emolva.tokyo/
【事業内容】:企業のInstagram、TikTok、X(旧Twitter)、YouTubeなどのSNSアカウント運用代行や、インフルエンサーを活用したプロモーションを含む、SNSマーケティングの総合的な戦略立案から実行までを手がけている。
【実績】
●設立11年目。
●代表の榊󠄀原清一自身が、50万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーとして活躍している。
●EMOLVAは、500社以上の企業にSNSマーケティングサービスを提供しており、
顧客はベンチャー企業から中小企業、大手企業、地方自治体、さらには国まで多岐にわたる。
●採用においても、SNSを活用して1.2万人以上の入社希望者を集めた実績を持つ。
●インフルエンサーマーケティングにも注力し、140万人のインフルエンサーおよび1万人以上の
一般モニターと提携。各種芸能事務所とも連携し、総合的なマーケティングを展開している。
【SNSの運用代行の一部実績例】
某大手美容外科:1年で4万フォロワー獲得
某アパレル通販:半年で2.2万フォロワー獲得
都内にあるファッションビル:1年で1万フォロワー獲得
某住宅販売:1年で1.3万フォロワー獲得
宅配クリーニング:1年で1.2万フォロワー獲得