企業や店舗が集客を行う際、SNSは今やなくてはならない存在です。

SNSを店舗集客に活用することで、知らないユーザーや離れたところに住んでいるユーザーに対しても、自店の認知拡大を図ることができるようになります。

ただし、店舗集客と一言で言っても飲食・美容・アパレル・宿泊など幅広いジャンルがあるため、それぞれの店舗に合ったSNSプラットフォームを選ぶことが重要となるでしょう。

本記事では、店舗の集客にSNSを活用する方法をSNSごとに解説していきます！

SNSを活用して店舗に新規顧客を増やしたいと考えている方はぜひ最後までご一読ください。

店舗集客にSNSを活用するメリットとは？

SNSマーケティングを行ったことがないご担当者様の中には、SNSを活用する必要があるのか？と疑問に思っている方も多いかもしれません。

そこでまずは、店舗集客にSNSを活用することのメリットから見ていきましょう。

拡散力を活かせば一気に認知度拡大が可能

これまでは店舗に新規顧客をつけたいと考えた際に、紙のチラシを配布したり、Web広告を打つといった施策を行ってきたという方もいらっしゃるかもしれません。

上記の方法も有効ではあるものの、効果が出るまでの期間が長かったり、コストがかかりがちという懸念があります。

一方SNSは、多くのユーザーに向けて一気に情報を発信することができるため、アカウントをしっかりと育てれば効率的に認知度拡大を行い、集客への導線づくりをすることができます。

選択するSNSプラットフォームによっても異なりますが、X(旧Twitter)のように拡散性の高いSNSであれば、不特定多数のユーザーに店舗アカウントの投稿を見てもらうことが可能となるでしょう。

ユーザーとコミュニケーションを図れる

SNSマーケティングにおいては、店舗のアカウントとユーザーのアカウントがつながることができるのも大きなメリットです。

投稿やライブ配信に対してのコメントやアカウントへのDMなどを活用すれば、ユーザーとのコミュニケーションを図ることができます。

コミュニケーションを行ったユーザーから店舗に対して信頼感や親近感を感じてもらう事で、他店舗との差別化やロイヤリティの向上を行い、集客につなげることができるでしょう。

詳細なターゲティングが可能

店舗のジャンルに適したSNSプラットフォームを選ぶことで、自店のターゲットユーザーにアプローチすることが可能となります。

SNSアルゴリズムが上手く作用すれば、店舗に興味がありそうなユーザーに投稿がおすすめ表示されることも期待できるでしょう。

また、SNS広告を利用すれば、年齢や性別・住んでいる地域を限定してSNS広告を見てもらうことも可能です。

店舗のターゲット層に的確に宣伝することは、効率的なSNSマーケティングや実際の集客につながるため、大きなメリットと言えますね。

店舗の集客にSNSを活用する際のポイント3つ

SNSを活用することで効率的に店舗の集客ができると分かりましたが、やみくもに行っても思ったような成果を出すことはできません。

そこで以下では、店舗の集客にSNSを活用する際のポイントを3つ紹介していきます。

SNS運用の目的を決めておく

SNSに限らず、マーケティングを行う際には目的を決めておくことがポイントとなります。

目的が決まらなければ、選ぶSNSプラットフォームはもちろん、アカウントや投稿の方向性を決めることもできません。

目的や方向性が決まらないままSNSを運用しても、アカウントが伸びない、もしくはフォロワーは増えたのに実際の店舗集客につながらないといった問題を生んでしまうでしょう。

SNSの運用を店舗の集客につなげるためには、中期目標を設定したり、ターゲットがどの層なのかなどを明確にしておきましょう。

ターゲットユーザーや目的に合ったSNSを選ぶ

SNSは、プラットフォームごとに特徴や強みが異なり、主要ユーザー層も様々です。

店舗の集客にSNSを活用する際には、ターゲットとなるユーザー層にアプローチできるSNSや、目的に即したSNSを選択することがポイントとなります。

また、複数のSNSプラットフォームを目的ごとに運用したり、使い分けて相乗効果を生むのも有効なSNSの活用方法です。

この後の項目で主要SNSの特徴や活用方法を解説していきますので、自分の店舗と相性の良いのはどのSNSなのか、選択する際の参考にしてみてください。

運用のルールを作る

SNS運用を行う際には、あらかじめ運用のルールを設定しておくこともポイントです。

SNSを運用している中で投稿が炎上してしまったなどの問題があれば、店舗に集客するどころか、これまでのお客さんが離れていってしまうことにも繋がりかねません。

宗教や政治にまつわることは書かない、個人的な内容は控える、などルールを設定しておくことで、炎上のリスクを低くすることができます。

特にSNS担当者が複数人いるという場合は、一人ひとりでモラルに対しての感覚も異なるため、ルールを共有しておきましょう。

主要SNSの特徴と活用方法

店舗の集客にSNSを活用する際は、自店のターゲットや運用の目的に適したSNSプラットフォームを選ぶことが重要であると分かりました。

そこで以下では、主要なSNSプラットフォーム5つの特徴と、それぞれの活用方法について解説してきます。

自分の店舗アカウントをどのSNSで始めるか迷っているという方や、新たなSNSプラットフォームに挑戦したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

Instagramの特徴と活用方法

Instagramは国内に3,300万人以上のアクティブユーザーを保有しているSNSプラットフォームです。

ユーザーのメイン層は10~30代で、どちらかというと女性ユーザー層が多くなっています。

最も特徴的なのは、テキストではなく画像や動画がメインのSNSであることです。

ブランドイメージを視覚的に訴求したい店舗や、おしゃれな雰囲気を演出したい店舗の集客におすすめのSNSとなっています。

ただし、「おすすめ欄」が実装されたことによってフォロワー外のアカウントにアプローチできる機会が以前よりは増えたものの、やはり拡散性については他プラットフォームより低くなっています。

Instagramで投稿を行う際には、ハッシュタグや位置情報・音源の利用などの機能を活用し、集客につながる導線づくりを行いましょう。

Instagramと相性がいい店舗ジャンルは以下の通りです。

• アパレル
• コスメ
• 美容院・美容クリニック

LINEの特徴と活用方法

LINEは日本国内において最も多くのユーザー数を誇るSNSプラットフォームであり、年齢・性別問わず訴求できる点が強みです。

また、友だち登録をしてもらったユーザーに1対1のチャットでプッシュ通知を行うことができるのもLINEの特徴です。

店舗のイベントや新商品の情報、クーポンなどを送信する事で集客に直接つながるアプローチをすることが可能となります。

クローズドな情報を発信することで集客につなげられるのは大きなメリットではありますが、店舗の認知拡大を行ったり、新規顧客を増加させる力はあまりないため、まだ顧客数自体が少ないという店舗は他のSNSプラットフォームと併用して活用するのが良いでしょう。

LINEと相性がいい店舗ジャンルは以下の通りです。

• 飲食店
• スーパー・ドラッグストアなどの小売店
• 美容院

Facebookの特徴と活用方法

Facebookは主要年齢層が30〜50代と高く、男性のユーザーが7割ほどを占めています。

また、原則は実名登録が基本となっているSNSであるため、家族や実際の友人などとつながりやすいプラットフォームであるのも特徴です。

炎上の危険性が他SNSよりも低く、落ち着いたユーザーが多いため、店舗の公式サイト代わりに使用するのも良いでしょう。

また、ユーザーのデータベースが広範であることから、広告配信システムの精度が高いことも魅力です。

店舗集客を行う際には、ターゲットとなるユーザーを詳細に設定し、広告の配信を行うことも検討してみましょう。

Facebookと相性がいい店舗ジャンルは以下の通りです。

• ホテルや宿泊施設
• 不動産
• ジム・フィットネスクラブ

X(旧Twitter)の特徴と活用方法

X(旧Twitter)はテキストの短文で気軽に投稿できるSNSプラットフォームであるため、リアルタイム性が高いことが特徴的です。ユーザー層は10〜30代で、男女比率はほぼ同じとなっています。

そして何よりの強みであるのは、リポスト機能による拡散性の高さです。

拡散力を上手く活用すれば一気に店舗の認知拡大を行うことができ、数日間の間で突然集客率が何倍にもなった、といったケースも多くあります。

ただし、その分炎上のリスクも高いため、X(旧Twitter)を利用する際には店舗の集客に悪影響を及ぼさないよう、慎重に投稿を行いましょう。

X(旧Twitter)と相性がいい店舗ジャンルは以下の通りです。

• 飲食店
• イベント店舗
• バラエティショップなどの小売店

TikTokの特徴と活用方法

TikTokは、10〜20代の若年層を中心に普及しているSNSプラットフォームで、短尺のショートムービーを次々と見進めていくことができるのが特徴です。

中毒性が高くフォロワー外のユーザーにも投稿が閲覧されやすい仕様となっているため、短時間で多くのユーザーにビジュアルと音声両方での訴求を行うことができます。

ただ、投稿の途中でユーザーに離脱されてしまう可能性も高いため、エンタメ性の高い動画を作成することが必要となります。

TikTokではコンテンツ性の高い動画を作成することでまず店舗の知名度を上げ、アカウントを伸ばしてから集客につながる投稿を行うのが良いでしょう。

TikTokと相性がいい店舗ジャンルは以下の通りです。

• 飲食店
• ホテルや宿泊施設
• ジム・フィットネスクラブ

店舗の集客にSNSを活用する方法とは？ まとめ

本記事では、店舗の集客にSNSを活用する際のポイントや、主要SNSの特徴・活用法を解説しました。

SNSを上手く活用すれば、店舗のターゲット層に的確にアプローチできることに加え、これまで店舗に集客できなかったユーザーを新規顧客として取り込むことも可能となります。

自店に最適なSNSプラットフォームを選択することで、店舗の集客につながるSNSマーケティングを行っていきましょう。

しかし、SNSのノウハウがないという店舗の担当者様であれば、どんな投稿をしたら良いか分からないとお悩みの方もいらっしゃることでしょう。

弊社EMOLVAでは、主要SNS全ての運用代行に対応しているため、ノウハウを活かして店舗集客のSNS運用を全面的にサポートすることができます。

SNS運用についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。