「Instagramの運用を始めたいけれど、投稿内容が思いつかない」
「Instagramを毎日投稿しているのに、まったくフォロワーが増えない」
このようなお悩みをお持ちではりませんか?
多額の広告費を掛けられない中小企業では、InstagramなどのSNSを活用することで、最小限の費用で最大の効果を得られるかもしれません。
Instagramは、今や認知の拡大だけでなく、集客・収益・採用とマルチプルに使えるプラットフォームです。
本記事では、中小企業のInstagram成功事例を紹介するとともに、成功する投稿のコツを紹介しています。
Instagram運用にお悩みの中小企業のご担当者様は最後までご覧ください。
目次
中小企業のInstagram成功事例10選
広告費がかけられない中小企業でも、戦略を立てて運用すれば、Instagramからの集客・収益・採用活動は可能です。
ここからは、中小企業のInstagram成功事例を10事例紹介します。
榊原清一 🧔🏻♀️アニヲタ榊原社長
株式会社EMOLVA代表のInstagramアカウントです。
「社員全員がインフルエンサー」が強みのEMOLVA社長のアカウントでは、リールで毎日アニメ紹介をしている傍ら、フィード投稿では経営者ならではの、ビジネスに関する発信を行っています。
SNS総フォロワー数は40万人(2024年3月現在)。
Instagramだけでなく、他のSNSのノウハウも保有しているため、企業様の業種や目的にあった提案が可能なのがEMOLVAの強みです。
マーナ公式|キッチン|バス|掃除 アイテム
引用:marna_inc
台所・生活用品を中心としたネットショップmarnaの公式アカウントです。
投稿に統一感があり、フィード投稿で紹介した商品は、すぐにECサイトで購入できる導線になっているため、ユーザーの「欲しい!」を逃しません。
利便性だけでなく、商品を使っているシーンを具体的に想起させる写真を投稿に使っているのも、購買意欲の向上に一役買っています。
エシカルな暮らし|SDGs & サステナブル
引用:ethikura
エシカル(「倫理的な」が語源の、自分・社会・環境にとって良いものを選ぶ消費活動)アクションにまつわる知識の発信や商品を紹介しているアカウントです。
ネットショップ「エシカルな暮らし」と実店舗の紹介を交えつつも、リール投稿では消費行動についてちょっと考えてしまうテーマの投稿を発信することで、広告っぽさを感じさせないアカウント運用を行っています。
別府温泉 杉乃井ホテル – Suginoi Hotel
引用:beppu_suginoihotel_official
大分県の別府温泉リゾート「杉乃井ホテル」のアカウントは、家族連れからカップルまで楽しめる、リゾートならではの魅力を紹介しながら「利用シーン」を訴求し、ユーザーの「行ってみたい」「また行きたい」を引き出しています。
リゾートホテルならではのジオタグの活用と、英語・韓国語といった多言語に対応している投稿文の作成は、ホテル・旅館だけでなく、観光地アカウントのお手本にしたいポイントです。
白ごはん.com 富田ただすけ
「白ごはん.com」「白ごはん.comストア」を運営する富田ただすけ氏のアカウントは「美味しそう!」「作ってみたい!」とユーザーに思わせる、あたたかみのある家庭料理の写真が人気のアカウントです。
フィード投稿をスワイプしていくと、最後の写真にレシピが掲載されているので、1投稿あたりのユーザーの滞在時間を伸ばせる仕組みになっています。
また、気になる料理のレシピはプロフィールページにリンクが設定されているので。一度プロフィールページを経由してから、白ごはん.comに遷移させられるのもポイント。
アカウントからの導線がしっかり考えられているアカウントです。
IYOSHI COLA 🇯🇵 伊良コーラ
引用:iyoshicola
漢方職人の祖父にルーツを持つ、元祖クラフトコーラメーカーの伊良コーラのアカウントです。
クラフトコーラに興味があるユーザーならば、ぜひ知りたい「クラフトコーラができるまで」をリール動画にしたり、商品のおすすめの飲み方を紹介しています。
クリエイティブの品質が高く、写真の世界観が統一されているのもポイントです。
% ΔRΔBICΔ Kyoto
京都発の人気コーヒースタンド「arabica coffee」京都店のアカウントです。
コーヒーの紹介にとどまらず、自社アプリの紹介や使い方など、ユーザーの利便性を追求しているという特徴があります。
観光地京都に訪れる外国人のために、投稿文が日本語・英語のバイリンガルになっています。
オリジナルプロダクトの白にトーンを合わせた、明るくさわやかな投稿が統一されているのもポイントです。
いちびこ ICHIBIKO いちごスイーツ専門店
宮城県山元町の「ミガキイチゴ」を使用したいちごスイーツ専門店「いちびこ」の公式アカウントです。
実際に商品を買ってInstagramで紹介してくれたユーザーをストーリーで取り上げて、ユーザーと交流したり、過去のお知らせをハイライトに見やすくまとめています。
投稿のクオリティが高いので、紹介の仕方によっては既視感が出やすい「いちご専門スイーツ」でも、毎回新鮮に見られるのもポイントです。
Seiwado.Book.Store.
大阪・鶴見の「街の書店」正和堂書店のアカウントでは、フィード投稿で本の紹介を行い、リール投稿で自社オリジナル商品のブックカバーを紹介しています。
本もブックカバーも、ともに本好きにとってはたまらないもの。1つのアカウントで両方が見られるという本好きのニーズを満たすアカウントです。
また、ネットショップでは「10冊だけ書店」や、コンセプトに沿った「ティーバッグと文庫本のセット」など、ユニークな商品を取り揃えているのもポイント。
ブックカバーを起点として、自社オリジナル商品を紹介する導線が見事です。
CREA BASE
引用:creabase.jp
東京に3店舗を構えるものづくりやアートが楽しめるカフェCREA BASEの公式アカウントです。
「どんなことができるのか?」というユーザーの疑問に対して、リール動画をつかって店内のワークショップの様子を紹介しています。
ハッシュタグ#creabaseを使い、UGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)生成を促すと同時に、ユーザーとのコミュニケーションを図っているのも特徴で「他人に見られることで成立する」というアートの特徴を上手く活用したアカウント運用を行っています。
Instagramの特徴
Instagramは、写真や動画の投稿に特化し、視覚的に訴求できるプラットフォームです。
ハッシュタグを使った検索が簡単にできるので、若い世代を中心に、GoogleやYahoo!のような検索エンジンの代替としても活用が進んでいます。
しかし、そして投稿内容に高いクリエイティブや統一性が求められるため、中小企業にとって参入ハードルが高いプラットフォームかもしれません。
ところが、Instagramは投稿とECサイトが連携できるので、実は企業にとっては収益につなげやすいとも言われています。
Instagramはフォロワー数が少なくても、商品やサービスの認知を拡大したり、企業のブランディングが可能です。
今からでも運用を開始することをおすすめします。
中小企業のInstagram運用メリット4つ
「Instagramで集客をしている企業が多いのはわかったけれど、中小企業がいまさらInstagramを始めて集客できるの?」とお思いの方もいるかもしれません。
しかし、中小企業においては、Instagramを運用していないデメリットの方が多いです。
中小企業がInstagramを運用するメリットには、次の4つがあります。
- 認知度を高められる
- ファンを作れる
- ユーザーニーズの調査ができる
- 広告費が削減できる
それぞれ解説します。
認知度を高められる
中小企業のInstagram運用では、商品・サービスだけでなく、投稿を通じて、企業自体の認知度を高められるメリットがあります。
Instagramは、ユーザーが自分の「好き」を探しに行くプラットフォームです。
したがって、企業側で利用ユーザーを設定し、そのユーザーに受け入れられる投稿を作成したり、ハッシュタグを利用したりすることで、リーチしたいユーザーに投稿を届けられます。
Instagram運用によって、商品・サービス・企業の露出を増やすだけでなく、狙ったユーザーに届きやすくなります。
したがって、認知度を高めるツールとしてInstagramは有用です。
ファンを作れる
Instagram運用によって露出が増やせるだけでなく、ファンを作れることもメリットです。
ファンとは、単なるフォロワーではなく、そのアカウントの投稿をよく見ていて、投稿から影響を受ける人を指します。
偶然発見した投稿であっても、ユーザーの興味を引き、共感を得られれば、ファン獲得はそれほど難しいことではありません。
しかし、遷移先のプロフィールがいまいちだった場合、フォローまでつながらないので、プロフィールは最初にしっかり整えておきましょう。
また、Instagramは視覚に訴えるので投稿内容が記憶に残りやすいのも特徴です。
投稿にロゴを差し込むなど工夫することで、ユーザーの記憶により残りやすくなります。
ユーザーニーズの調査ができる
ユーザーニーズの調査ができるのもInstagramのメリットです。
Instagramでは、簡単にアンケートを作成できます。
特におすすめなのがストーリーズの活用です。ストーリーズにはアンケートのほか、質問やクイズなどのスタンプのプリセットがあるので、ユーザーが簡単にアンケートに回答できます。
広告費が削減できる
Instagramを運用することで、広告費を削減できるのもメリットです。Instagramは、ビジネスアカウントでも開設費用はかかりません。
Instagramの活用によって、リスティング広告のような広告費を削減しながら、集客ができるのもメリットと言えるでしょう。
中小企業のInstagram投稿内容の決め方
中小企業に限らず、企業のInstagramアカウントが伸びない原因は、ほとんどが「なんとなく運用している」ことです。
たとえ予算が低い中小企業であっても、投稿内容をしっかり決めて投稿を続けることで「伸びる」アカウントは作れます。
そこで、ここからは中小企業がInstagramで成功するための投稿内容の決め方を紹介します。
アカウントの目的を決める
特に企業アカウントにおいては、目的を決めずに運用しても結果が出にくいです。
- 認知度を向上させる
- ファンを増やす
- 見込み客を増やす
- ユーザーの購入意欲を高める
- 自社ブランドの好感度を上げる
これらのような目的を、具体的に決めてから運用を開始しましょう。
認知度の向上の指標となるのが「フォロワー数」「インプレッション数」「リーチ数」です。
また、ユーザーとコミュニケーションが取れているかを図る指標は「エンゲージメント数」「エンゲージメント率」です。
Instagramのインサイトで確認できる数字も利用しながら、具体的に数値で効果測定ができる目的を設定するといいでしょう。
2.ターゲットユーザーを決める
Instagram運用の前に、ターゲットユーザーを決めることも大切です。
自社の既存顧客に近いユーザーを想定するのか、または新規のセグメントをターゲットユーザーにするのかによって、アカウントの投稿・運用方法が変わります。
先に決めた「Instagram運用の目的」にしたがって、ターゲットユーザーをしっかり決めていきましょう。
3.投稿内容を決める
漠然と写真を取らずに、投稿文や利用するハッシュタグを含めてInstagramの投稿内容を先に決めることも大切です。
運用がうまくいっていない企業アカウントでは、ユーザーの立場を考慮せず「自分たちが伝えたいこと」を投稿しがちです。
自社で設定したターゲットユーザーが、投稿に何を求めていて、投稿を見た後にどんな行動を取るかまで、しっかり検討してから投稿を作成するようにしましょう。
社内にターゲットユーザーに似た属性の人がいれば、一度確認してもらい、率直な意見を聞くのもおすすめです。
発信側とユーザーの間にある意外なギャップを突いた投稿を作成したり、適宜シミュレーションしながら、ユーザーに受け入れられる投稿を模索していきましょう。
まとめ|中小企業のInstagram成功事例
中小企業のInstagram成功事例を、具体的に10つ紹介しました。会社の規模に関係なく、Instagram運用の成功法則を徹底すれば、Instagramからの集客・収益化は可能です。
また、多額の費用がかかる採用活動においても、Instagramは有用です。
InstagramでZ世代にリーチしておくことで、費用をかけずに、しかも自社をすでに知っている「ファン」を採用することもできます。
Instagramは見栄えのするクリエイティブ作成が必要となるため、最初はプロに相談するのが一番です。自社がどんな企業で、どんな悩みを抱えているかで運用方法が変化するため、最初のアカウント設計や方針策定をプロに依頼することで、最短で結果を出しやすくなります。
EMOLVAでは、Instagramを始めとする各種SNS運用のコンサルティングや運用代行、育成代行を承っています。
インフルエンサーを使ったマーケティングにも強みがあるので、広告臭を出さない、自然なマーケティングをご希望の企業様にもおすすめのご提案が可能です。
Instagram運用でお悩みの企業様は、ぜひEMOLVAにお問い合わせください。