X(旧:Twitter)の運用を行っていく際に重要な指標として、インプレッションが挙げられます。
インプレッションは自分のアカウントの現状を知ったり、投稿の分析するためにも必要なデータです。
しかし、Xを運用している方の中には「インプレッションという名称は知っていても詳しく分かっていない...」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、Xのインプレッションについて解説していきます!
数値の上げ方についても併せてご紹介していきますので、是非最後までご一読ください。
目次
X(旧:Twitter)のインプレッションとは
まずは、インプレッションとは何を表す数値であるのかご紹介していきます。
よく間違えられるエンゲージメントとの違いも解説しておりますので、違いが分からないという方は参考にしてみて下さい。
X(旧:Twitter)のインプレッションはタイムラインに表示された回数のこと
Xにおいてのインプレッションとは、ポストがユーザーのタイムラインに表示された回数のことを指します。
インプレッションが多いということは、ポストが拡散され、多くのユーザーに見られたということを意味するため、アカウントや投稿の影響力を知るために重要な指標となるのです。
Xでは広告もタイムラインに表示されますが、広告もオーガニック投稿と同様にインプレッション数で表示回数がインプレッションに反映されます。
X(旧:Twitter)におけるインプレッションとエンゲージメントの違い
インプレッションとよく混同される指標として、エンゲージメントが挙げられます。
インプレッションの特徴としては、
- 自分が投稿を見た回数もカウントされる
- 同一ユーザーが複数回見た場合もその回数がカウントされる
といった点が挙げられます。
一方、エンゲージメントはユーザーがポストに反応した合計回数のことを指します。
エンゲージメントには、
- いいね
- リポスト
- リプライ
- フォロー
- ポストのクリック
などがあります。
平均インプレッションとは
Xにおける平均インプレッション数は一般的にフォロワーの約2~3倍と言われています。
しかし、上記の数値はかなり高く、フォロワーが数千人・数万人程度のアカウントではなかなか達成が難しいのが現実です。
インプレッション数はフォロワー数やアカウントのジャンル・特性によっても変わるため、上記の数値は1つの目標として捉え、自分のアカウントの投稿ごとの比較に活用していきましょう。
X(旧:Twitter)のインプレッションを確認する方法
続いて、実際にXのインプレッションを確認する方法を解説していきます。
2024年6月のアップデート以降は、Xの細かいインプレッション分析は有料プランに加入していないと閲覧することができなくなりました。
しかし、投稿ごとの単純なインプレッションは簡単に閲覧が可能です。
ポストを表示すると、リポストやいいねの数と並んで右下にインプレッション数が表示されます。
インプレッションの数値は自分のポスト以外でも閲覧することが可能となっていますので、自分と似たジャンルのアカウントと比較を行うことも有効です。
X(旧:Twitter)のインプレッションを増やすメリット
ここまででXのインプレッションについては理解できたと思いますが、実際にインプレッションの数値を増やすとどんなメリットを得ることができるのでしょうか。
下記では、企業アカウントがXのインプレッションを増やすことのメリットを3つご紹介していきます。
アカウントの影響力拡大
Xのポストのインプレッションを増加するという事は、多くのユーザーからポストを閲覧して貰えたことを指します。
ユーザーから沢山閲覧されているアカウントであるということは、アカウントの影響力が高いということを表すため、ポストの内容だけではなくアカウント自体にも注目が集まるでしょう。
ユーザーから信頼を獲得したりフォロワーが増加することにも繋がるため、重要な指標であることが分かりますね。
自社の商品・サービスの認知度向上が見込める
高いインプレッションを獲得したポストが自社の商品やサービスを紹介した内容であれば、多くのユーザーに認知獲得を行うことができます。
上記はSNS広告と同様の効果を見込むことができるため、無料で上記のようなメリットを得られるのは嬉しいポイントです。
もしインプレッションを獲得したポストが自社の商品・サービスを紹介した内容でなかったとしても、投稿をきっかけにアカウントに興味を持ってもらうことでプロフィールや他のポストを見てもらうことができます。
そのため、アカウントを訪問してもらった際に自社のPRをできるよう、予めプロフィールにホームページやECサイトのURLを添付しておくといった工夫を行っておきましょう。
収益化が可能な場合もある
Xでは、認証されているアカウントもしくは有料のサブスクリプションに加入している場合に限り、収益化を行うことができます。
収益はポストのインプレッション数に応じて還元されるため、インプレッション数が高いほど多くの収益を獲得することが見込めるでしょう。
なお、収益を得るためには「過去3ヶ月の合計インプレッションが500万以上」という条件がありますので、注意しましょう。
X(旧:Twitter)のインプレッションを増やす方法4選
Xのインプレッションが増えることのメリットが分かったところで、実際にインプレッション数を増加させるにはどうしたらいいのでしょうか。
下記では、Xのインプレッション数を増やす方法4選をご紹介していきます。
トレンドのハッシュタグを活用
Xでは、トレンドタブに話題となっているワードやハッシュタグが掲載される仕様となっています。
トレンドのハッシュタグを活用することで、フォロワー外のユーザーに投稿を見てもらうきっかけを作ることができるため、インプレッションの増加が期待出来るでしょう。
ただし、トレンドに載っているからと言ってポストと全く関係ないハッシュタグを使用してインプレッションを稼ぐと、ユーザーからの印象が悪くなりかねないのでやめましょう。
画像や動画を使用する
Xはテキストを中心としたSNSではあるものの、画像や動画はユーザーの興味・関心を集めやすいことから、インプレッションが増加しやすいという傾向にあります。
近年ではアルゴリズム的にも画像や動画が優遇されており、おすすめタイムラインに表示されやすいなどの様々なメリットが期待出来るでしょう。
ユーザーの注目を集めたい投稿には、視覚的にアプローチできるような画像や動画を活用していくのが良いですね。
積極的にリプライを行う
Xではリプライを行うとポストの下に表示される仕様となっているため、“バズ”を生んでいる投稿に対してリプライをすることも有効です。
アルゴリズムの上昇にも繋がることから、ポストの投稿者にとってもリプライをもらうことができるのは嬉しいポイントであると言えるでしょう。
また、自分の過去の投稿に対してリプライを行うと、フォロワーのタイムラインに再び投稿が表示され、インプレッションを伸ばす効果も期待できます。
投稿する時間に工夫する
Xのインプレッション数を増加させるためには、投稿する時間を工夫する事も有効です。
アクティブユーザーが多いと言われているのは一般的に
・平日7時~8時頃
・平日・土日18時~22時頃
と言われていますが、上記の時間には投稿するユーザーも多いことが予測されるため、自分のポストが他のユーザーのポストに埋もれてしまう事も懸念されます。
また、投稿のジャンルやターゲットによってもインプレッションが上がりやすい時間は異なります。
どの時間に投稿するとインプレッションが上がるのか試しながら、自社のターゲット層にアプローチしていきましょう。
X(旧:Twitter) のインプレッションとは?増やす方法も解説! まとめ
今回は、Xのインプレッションについて、その概要や増やし方といった方法までをご紹介しました。
Xのインプレッションはアカウントの運用を行っていく上でも非常に重要な数値となっていますので、数値の分析を行いながら投稿作成・アカウント運用を行っていきましょう。
なお、弊社EMOLVAでは独自のノウハウや企業へのヒアリングを基に、Xアカウントの状況把握と課題の分析を行っています。
インプレッションを上げるのはもちろん、企業の製品・サービスの認知拡大や購買増加に繋がるSNSのコンサルに尽力いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。